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らんま1/2

■らんま1/2
らんま1/2は高橋留美子による漫画作品。および、それを原作とするテレビアニメ作品。略称は「らんま」。 1987 年36号から1996年12号まで小学館「週刊少年サンデー」に連載され、単行本は全38巻刊行。2002年から2003年にかけて新装版が出版された。 水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねの交流を軸に、家族・友人を巻き込んだドタバタの日常を描いた格闘ラブコ メ作品。
お前はやっちゃいけねぇ事をしたんだ
国内の単行本コミックス発行部数は約5300万部で、高橋留美子作品ではベストセラーである。
らんま1/2は世界観に合ったキャラクター設定がされているおかげで、どのキャラクターの個性も埋没することなく、変にカッコつけたキャラクターがいない のが素晴らしいと思います。コメディの基本とも云えるような作品です。何より呪泉郷の存在のおかげで妖怪の類、九能や三千院の変態が出ても全く揺らぐ事の ない世界観作りが素晴らしい。格闘、コメディ、ラブコメということで物語の幅が広かったのも好印象的でした。オムニバス形式でしかも基本フォーマットは序 盤で固まっていたのでコミックスは2巻にまたがるエピソードも少なめでどこから読んでも楽しむ事が出来ます。(自分もコミックスは中途半端な巻数から読み ましたが、何も気にする事なく読む事が出来ました)格闘エピソードは乱馬が基本的にかなり強いので、良牙やムース相手でも勝ちが見えてしまってるので、序 盤で言えばスケートや小太刀の格闘体操やら今条マリ子の応援格闘とかの方が面白いと思いました。ただ後半のマンネリ化はちょっと如何なものかと思います。 新規のキャラクターが次々と登場し、古参キャラクターの影が薄くなっていったのも事実でした。そして漫画の最終話は本当に裏切られました、自分はあかねと 乱馬は結婚してめでたく終わるものだと思っていましたが、読み終えた時は裏切られた気持ちでいっぱいでした。伏線回収をちゃんとしなかった結果があぁなの はとても残念でした。
■OP,ED感想
じゃじゃ馬にさせないで (1話〜18話 OP)
初めて観た時は早雲の顔の崩れ具合に笑ってしまった記憶がありましたが、改めて見直すとやっぱりおかしかったです。何処からどう見ても変態でした、すいま せん。ただこの歌は「らんま1/2」の為だけに作られた歌らしいのでそこは高評価。昔のアニメのこういう点が好きです、今のアニメはタイアップや有名な アーティストの曲をそのまま使うだけですし。ただ歌詞が意味不明、語呂だけで作ったのでしょうか?


プラトニックをつらぬいて (1話〜13話 ED)
歌はそのままで映像が違うパターンが2種類ありますが、最初のパターンはあまり好きではありませんが、2つ目のパターンが個人的に好き。何よりも1つ目よ よりもらんまの世界観がちゃんと再現してある所が素晴らしい。乱馬とあかねの寄り添うシーンは素敵ですね。それにしてもパンダの体と顔の大きさが絶対にお かしいと思う、小さすぎないか。そしてPちゃんがあまりも大きすぎる・・・。


EQUAL ロマンス (14話〜18話 ED)
観ていて思うのですが、こうもOPやEDを変えるアニメも珍しいですよね。まぁそれはともかくEDの中で一番好きな曲です。ストーリーで使われたセル画を 当てはめていくといった映像なのですが、あの絵はあの時に使われたなぁと考えながら見るとまた楽しくなります。調べてみるとこれは声優が歌っているEDら しいのですが、アニメの声優が歌うのって「らんま」が元祖らしいです。ファンCD、声優のラジオの元が「らんま」らしいです。何故か嬉しくなりました。


リトル★デイト (熱闘編7話〜13話 OP)
短命だったOPですが、凄く好きなOPだった為物凄く残念でした。どの映像もちゃんと作りこまれていて何度観ても飽きませんでした、ただ1つ思ったのが、 途中で乱馬と戦う連中が出てくるのですが、アニメオリジナルの道場破りがチラッと出てきます。これはどうなのでしょうか、その他は八宝斎やムース、良牙と 云った主要キャラなのに何故こいつが・・・。まぁ映像が素敵なので文句は言いません。最後の原画の映像は最高ですよね。


ド・ン・マ・イ来々少年 〜Don't mind lay-lay Boy〜 (熱闘編1話〜23話 ED)
アニメーションの凝り具合が半端じゃないED、いやこれは作品と云っても過言ではありません。とにかく動きます、観ていて大変だったろうなぁと思ってしま うくらいです。それに歌がらんまの世界観にピッタリなので高評価。


思い出がいっぱい (熱闘編24話〜45話 OP)
この辺りからOPにちょくちょく八宝斎が登場するようになったのですが、正直いらないですよね。前回のリトルデイトよりも長い間使われていたみたいです が、個人的には断然リトルデイト派なので、これは本当にどうでもよいOPでした。(らんまの中で一番嫌いかも^^)ちょっと手抜き感も否めないOPでし た。歌は割りと好きでしたが。最初の「お・は・よ・う」のシーン、乱馬とあかねが見詰め合うシーンは良かったです。


乱馬ダ☆RANMA (熱闘編24話〜38話 ED)
好きな人は堪らなく好きでしょうが、嫌いな人は本当に嫌いなEDだと思います。自分は大好きでしたが、最初見た時はちょっと恥ずかしくてテレビの電源を 切った覚えがあります。これはもはや歌ではありませんよ、歌詞の内容もあまりにもぶっ飛びすぎでした。らんま好きには堪らないと思うのですが、らんまをあ まり知らないような人が見るとちゃぶ台をひっくり返してしまいそうですよね。それくらいインパクトがありました。それにしても早雲、ノリノリである。


プレゼント (熱闘編39話〜54話 ED)
実に穏やかでほのぼのとした優しいEDになっています、前回と比べてしまうと天と地との差があるしっかりとしたEDになっています。画像のシャンプーの可 愛さは尋常ではありません。あ、そういえば右京がいなかったなぁ。


絶対! Part 2 (熱闘編46話〜69話 OP)
らんまらしいですね、乱馬が色々なキャラクターから追われているシーンがありますが、本編でも似たような場面がいくつか存在しますので、違和感なく見れま すが・・・。何故、何故、右京がいないのでしょうか。右京ファンの自分はいつもまだかまだかって画面越しで見ていた記憶があります。(もしかして人気ない のかなぁ)


フレンズ (熱闘編55話〜69話 ED)
オシャレな映像ですが、歌詞の「帰り道に落としたパンがアスファルトで砕けても」で台無しになってしまいました。この歌詞だけは本当に理解できません。ど ういう状況なのでしょうか。映像はらんまというよりもうる星やつらっぽいって感じたのは自分だけでしょうか。この曲のなびきverがあるのですが、出来れ ばそっちを聴いてもらいたいです。


地球オーケストラ (熱闘編70話〜99話 OP)
歌はらんまっぽくないのですが、映像はらんまらしいOPです。校長が何故あんなにアップになって登場するのか理解しかねますが、ノリのよいOPとなってい ます。ファンの間でも根強い人気曲となっています、そしてこのOPから作画のレベルが格段と上がりました。全然絵が動きませんが、それでもいいと思ってし まう技術に感動します。


ひなげし (熱闘編70話〜99話 ED)
映像のおかげでらんまの世界観にピッタリの曲となっています。恐らくあかね目線で描かれた映像は一見の価値ありです。フルで聴くとより一層好きになってし まいます、本当に良曲だと思います。


もう泣かないで (熱闘編100話〜117話 OP)
歌、映像、共に一番好きなOPです。あかね、右京の可愛さがひときわ目立ったOPとなりました。最初の出だしはうる星やつらにそっくりですが、もしかして パロディか何かでしょうかね。それにしてもこのOPの作画は本当にいい意味でヤバイです。どのキャラも可愛くかっこよく描かれています。やはりこのOPが 個人的に一番好きです。


POSITIVE (熱闘編100話〜117話 ED)
このED大好きです、何故これが世間では低評価なのか全く理解する事が出来ません。オシャレでセンスのよい映像で耳障りのよい音楽、最高じゃないですか。 今の金だけで作った映像では作れないようなシンプルな映像で惚れ惚れします。でも何故りんご?


ラヴ・シーカー CAN'T STOP IT (熱闘編118話〜143話 OP)
らんまっぽくない曲及び、映像部門第一位はやはりこの曲でしょう。ファンの間でも支持はやはり低いみたいです。何故この曲を主題歌にしようと思ったのかは 謎です。そして何故あかねとなびきが乱馬を追っているのでしょうか、あかねはまだ分かりますが、何故なびき。(この時代にはこういうOPが流行っていたら しいです)


虹と太陽の丘 (熱闘編118話〜143話 ED)
個人的にはあまり印象には残らなかったEDですが、世間ではかなり高評価のようでびっくりしました。
■OVA感想
シャンプー豹変!反転宝珠の禍 1993.10.21 発売 (Vol.1)
シャンプーといえば中国の如何わしい道具で、今回もその怪しげな道具が登場します。名前は反転宝珠、正しい位置にペンダントを付けると愛が豊かに、間違っ た位置に付けてしまうと愛が憎しみに変わってしまう道具。そしてシャンプーが間違った位置に付けてしまい乱馬を嫌いになってしまう、そんなシャンプーの態 度に納得いかないのが乱馬。勝負と称して、シャンプーを惚れさせる為に色々とアタックを開始します。追われれば逃げる、逃げられれば追いたくなるのは必然 ですよね、そんな乱馬を黙っていないのがあかねとムース。こういう展開で話がスタートするのですが、OVA第一弾だけあって絵がとても綺麗です。

乱馬のシャンプーを気を引こうとする幼稚な作戦
らんま らんま
らんま
あかねを連れ 猫飯店へ向かう
シャンプーを 見かけ肩を組む
  あかねは当然切れる
この話はシャンプーと乱馬のやり取りよりも「乱馬の崩壊っぷり」に注目した方が良いかもしれません。乱馬は思いやりが多少欠けているかもし れませんが、ちゃんと優しくフォローする部分もあったイメージだったのですが・・・。このOVAでとうとう「くされ外道」のランクまで成り下がってしまい ました。可愛そうな乱馬くん。
夏服右京は可愛すぎます
らんま らんま
らんま
「俺の好き か?真剣なことなんだ」
「好きに決 まってるやんか・・・」
恥ずかしさの あまり逃げてしまう

右京が可愛すぎて溜まりませんでした。



天道家 すくらんぶるクリスマス 1993.12.17 発売 (Vol.2)
らんま
簡単に説明すると色々な人を呼んで天道家でクリスマスパーティーをしようという話なのですが、中身はあかねと乱馬のラブラブ展開になっています。本編で色 々なニヤニヤシーンを堪能したので、今回のOVAではそこには触れないでおきます。このOVAでもっとも重要なのは「天道かすみの色っぽい描写」これに限 ります。

見所はまだありました、すいません。天道家の道場内で何故か歌いだす「かすみ、なびき、シャンプー、あかね、らんま」声優ってすごいなぁと改めて感心しま した。それにしてもあかね歌うまい!EDについてはあまり触れない方が良いですよね。あかねと乱馬のバラード、聴いていて恥ずかしくなりました・・・。そ ういえばさっき調べていたら声優が曲を歌うっていうのは今のアニメだと当たり前ですが、その当たり前を作ったのが「らんま」だそうです。キャラソンの元 祖。



あかねVSらんま お母さんの味は私が守る! 1994.2.18 発売 (Vol.3)
あかねの母さんが書き残した料理本が偶然見つかって、あかねが少し料理に興味を持ち始めます。そんな時に家事全般を担っているかすみが風邪で寝込んでし まって、天道家の家事を出来る人がいなくなります。そしてあかねが「母の味」を再現するべく、かすみの変わりに料理を作ることになりました。

あかねが母の料理本を見て料理したチャーハン?


これは一 体・・・。
やっぱり不味 い。
やはり不味 い。
あかね曰く、「そのまま料理したんじゃ、芸がないからちょっとアレンジしたの」
自分は思うのですよ、料理下手な人に限って隠し味とか気にしたりしますよね。あかねはその典型的なパターンですよね。

そして結局、食事はカップラーメンを食べて終わります。やっぱりあかねとは結婚したくはないですよね。可愛いけど、体が持ちませんよね。



学園に吹く嵐!アダルトチェンジひな子先生 1994.4.21 発売 (Vol.4)
新キャラひな子先生の登場しますが、原作では頻繁に出ているような気がするのですが・・・。アニメではこれが初登場、熱湯編でも登場していればもっとこの 話も楽しくなった気がします。風林館高校に転任してきたひな子先生は、八宝斉の闘気を根こそぎ吸収して無敵だった八宝斎を意図も簡単に倒してしまいます。 そのひな子先生の「闘気」を吸収する技に興味を示した乱馬は、その技の事を知りたくてひな子先生に付きまといます。ところが、闘気を吸収する技は「体質」 によるもので、乱馬には出来ない事がわかるとその技を使えなくしようとするのですが。その方法が「背中と胸のツボを同時に押す」というもので、ツボを押そ うとすると痴漢扱いされてしまいます。

乱馬の痴漢シーン


前から鷲掴み
後ろから鷲掴 み
このひな子先 生は色っぽい

こういう直接的な痴漢シーンはらんまでは始めてなのかなぁ、まぁ際どいシーンばかりだからこれくらいはいいのかな?それにしてもこの話は本当に出来が素晴 らしかった、テンポといい作画といい。原作とは少し違っていましたが、これはこれで良かったと思います。



道を継ぐもの(前後編) 1994.6.17 (前編)、8.19 (後編) 発売 (Vol.5, 6)
なんか観るのが辛くなって途中で投げたOVA。出来は熱湯編よりも無印に近い感じがして、少し好感が持てたのだが、敵の性格が本当に自分と合わなかった。 まぁ玄馬が乱馬に格闘について真剣に語っている描写があっただけでも良しとします。後半の玄馬は腑抜けたイメージがありましたので、ここで挽回したと思え ばいいでしょう。それにしても、もっとちゃんと話の構成を練ることは出来なかったのだろうか・・・。オチが適当過ぎました。

都合のいい必殺技


螺旋ステップ は?
氷の心は?
雷鳴回転蹴 り、通称ダブルキック

どうでも良いのですが、「飛竜昇天破水平打ち」ってどういう原理なのですか。
「通常の飛竜昇天破より威力が低く、単体では相手を倒すことができないため、あかねを援護するために使った」
と表記されていますが・・・。意味が分かりません、こういうのやめてほしいです。そしてあかねのただの蹴りに大層な名前が付いています。ダブルキックでい いじゃん・・・。っていうツッコミはやめた方がいいですよね。やっぱりこのOVAは好きになれませんな。



よみがえる記憶(上下巻) SPECIAL 1994.12.16、1995.2.17 発売
どうしてこうなったと観終わった後、つい頭を抱えてしまう程の出来でした。色々な要素を積み込みすぎて、原作が台無しになっていました。唯一評価できるの は、下巻の最後のシーンくらいです。この話は沢山書けると思っていたのに、非常に残念です。(OVAは初期の方が良い出来なのか?)

名シーン


勇気を出して 手を出す乱馬
あかねがそっ と手を繋ぐ
ムッツリ乱馬

確かにこのシーンは原作でも良かった筈だ、だがしかし前言撤回。このシーンで重要なのは乱馬の心の声ではないだろうか、あれがないと伝わらない気がする。
(原作を読んだ人なら分かるかもしれないが、読んでいない人には乱馬の心境がいまいち伝わらない)
考えすぎかなぁ。

原作ver






ここまで素直なあかねは珍しいですよね。やはり原作が一番です。



ああ呪いの破恋洞!我が愛は永久に SUPER 1995.9.21 発売
原作だと登場人物も少なくシンプルな話でしたが、OVAでは八宝斎以外のキャラはほとんど登場します。ここまでガヤガヤしていると話が脱線してしまうと 思っていましたが、そうでもありませんでした。見所は「良牙と右京のカップリングが誕生!?」って部分ですよね。破恋洞の中にお決まりのように川が合った り、風呂が合ったり、そういう部分はお決まりです。そして右京ファンには堪らない右京の銭湯シーンがあります。
銭湯シーン
 
右京のシーンも素晴らしいですが、あかねのこの笑顔は反則だと思います。これは惚れてしまいますわー、これは可愛い、可愛すぎます。

乱馬とあかねを別れさせる為に破恋洞旅行を決意した、右京とシャンプーだったのだが・・・。結局のところ、乱馬とあかねがいつものように喧嘩して終了で す。いつものオチです、やはり銭湯シーン意外の見所がない。



邪悪の鬼 SUPER 1995.11.17 発売
邪悪の鬼が色々な人物に乗り移り悪さをひたすら繰り返す話です。その鬼がかすみに乗り移って、大変な事になります。誰もかすみさんを殴れないし、鬼退治も 出来ない・・・。困り果てた天道家は「家族の絆で乗り切る」と宣言して・・・。話が始まります。かすみさんが鬼になっても喋り方はのほほんとしたままなの で、怖くはない?かなぁと思いますがとんでもない。夜中にこっそり包丁を研ぐかすみさんは本当に鬼のようでした。それにしてもOVAはかすみさんが主役の 話が少し多い気がする。



二人のあかね「乱馬、私を見て!」 SUPER 1996.1.19 発売
OVAラストエピソードは原作に忠実に作られた仕返し人形の話です。秘湯を求め怪しい温泉旅館を訪れた天道家一行に、もう1人のあかねが登場したことでと んでもない事件に巻き込まれます。天道家の家族旅行に右京とシャンプーが付いてきますが、本当に意味がない付け加えなので無視しても構いません。心行くま で乱馬とあかねのニヤニヤ展開に期待しましょう。

仕返し人形があかねに取り付き憎い乱馬を襲うとしますが、2人きりで行動する2人をつける親父達に邪魔されてしまいます。挙句の果てには人の体をいい事に 裸体を表す(あかねの体)仕返し人形。その仕草に何か気がつく乱馬「お前いつものあかねじゃねぇ、いつもよりずっと可愛いし、色っぽいし、素直だし」 と・・・。近くにあかねがいるにもかかわらず言いたい放題いいまくります。

名シーン



仕返し人形が 大胆になる場面
人形の呪いか ら解放されるあかね
やっぱり最後 はいつものらんま

OVAの話は原作の方がしっかりとしているのでそちらを読む事をお勧めします。許婚交代の次に楽しい話だと自分は思っています。